¥18,000
在庫1個
説明
タイ、ラオスの北部に主に居住しているタイ・ダム族の古布を使って、ぱたんと蓋を閉めるタイプの伝令鞄を作りました。
この布に出会ったのは、ラオス北部のムアンクアという小さな村でした。その日私はベトナムのディエンビエンフーから国境を越えるバスに乗り、10時間以上かけてこの村にたどり着きました。川に面した小さな村です。ベトナムから来たバスは川の対岸で終わり、そこから渡し船に乗って上陸した方に村がありました。
ディープな旅行をする人たちには昔から人気のある川下りの中継点ですが、宿は数軒あるだけで、ちゃんとした食堂も見当たらないような、そんな村でした。そこの食料品などを売っている雑貨屋に、この布がありました。
タイ・ダム族の女性が頭にかぶる頭巾です。黒または紺の長いストールの両端にこの鮮やかな模様の部分があり、彼女たちは上手に巻きつけて最後にしっかり模様を見せるように飾り付けます。若い娘さんなら鮮やかなもの、年配の人ならシックなもの、皆さんそれぞれに個性のある布を頭にまとい、バスから見ていても「あ、タイダム族だ」とすぐにわかります。
これは刺繍だと表示されているものもネットで散見されますが、織りの模様です。出会った人に「刺繍? 織り?」と訊いたら「織り」と返ってきたし、実物を見ても織りの技法だと思われます。因みに私はラオス語ができませんので、ボディランゲージです。
模様のない地の部分も味のある木綿ではあるのですが、残念ながら破れ穴などダメージが強く、かばん本体にはタイの平織り木綿を使いました。
内側にはインドネシアのプリントバティックの生地を使っています。内側にポケット1つあります。固い接着芯は使わず、くったりとした感じに仕上げています。
古布自体が長方形ではなく歪みが生じていましたので、できるだけ補正しながら、しかし古布に沿うようにして形作っています。このため、部分的に完成度の低いところもあるかと思いますが、その点はご理解のうえお求めくださいませ。
なお、古布のため、傷みやほつれ、飾りの取れているところなどございます。補修しきれない部分はそのままの姿で作っていますので、この点もご理解くださいませ。
サイズ(メインコンパートメント)
横39センチ タテ31.5センチ、マチ8センチ
持ち手 125センチ
持ち手は長めです。男性ならそのままで、長い場合は安全ピンや縫い付けなどで調整してください。
※実店舗・オリジナルサイト、またほかのクラフトマーケットでも同じものを販売しています。このため売り切れの表示が間に合わないことがございますので、ご了承ください。
※ご注文の前に、素材、サイズ、色など、十分にご確認ください
※糸の紡ぎから縫製まで、すべてが農家の軒先等の家内工房での手作業です。このため、マスプロによる工場生産品ほどの完成度を認められない場合もあるかと思います。この点、ご理解ください
※特に手織り布の場合、織り傷、織りムラが生じていることがあります。無視できないものについては避けておりますが、歪み等避けきれないものもありますので、生地の特性としてご承知おきください
※染料の匂い等もある場合があります
※撮影場所や明るさ等、できるだけ実物に近い色を出せるよう努力しておりますが、お客さまのモニターに再現される色と実物とに誤差が生じる場合があります。ご了承ください
※色、素材、その他気になる点がありましたら事前にお問い合わせください
※ 最初は色落ちする可能性がありますので、別洗いで様子を見てください