どんぐりで染めたチャイナ衿のシャツジャケット
説明
タイのシンプルな平織り木綿を使って、リンコル定番の農民服を作りました。
農民服・・・、聞き慣れない言葉と思います。そういう呼び名があるわけではなく、私が勝手につけた名前です。
もとは今から30年以上前に中国を旅していた時に、雲南省にある大理という町で、仕立屋さんに作ってもらった藍染めのカンフージャケットから形を取りました。袖付けは中国式ではなく、一般的な西洋式のものに作り変え、前開きもチャイナボタンから普通のボタン式(ループのことも))に変えて、リンコルのオリジナルの形としてずっと作り続けています。
なんとなく、革命前の中国の農村部で人々が着ていたような・・・、そんな気がするので農民服と名付けました。
少し大きめに出来ていますので、ばさっと羽織って着てください。
縫製後に、浅間山麓のわが家周辺で集めたどんぐりの実でじっくりと3回染めています。少し紫がかったようなグレー色に染まっています。さらっとした肌触りの木綿生地です。
ポケットが2つあります。
後ろ身頃の真ん中やや右寄りに生地の織り傷がありました。補修した上でミャンマー西部の山岳地域に暮らすナガ族の手織り布を、継あてとしてプラスしました。
サイズ 着丈74cm 胸囲58cm
素材 タイ産木綿100%
染め どんぐり、鉄媒染