¥16,000
在庫1個
説明
インドネシアのバティック生地を使い、ふわっとゆるっと、のパンツを作りました。
着丈割と長めですが、短くして軽快に着たい方には丈詰めしますのでご相談ください。
このバティックは、インドネシアのジャワ島、の近くにあるマドゥラ島で作られたものです。
生産地・マドゥラ島バンカランについてはこちらからどうぞ 2023年に訪れた際の記録です。よかったらその次のタンジュンブミも併せてどうぞ。
ジャワ島北岸とマドゥラ島のバティックは、ずばり海のバティック、であることが多いです。プカロンガンはなぜか花のイメージですが……(理由はわかりません)。インドラマユ、チレボン、スマラン、ラセム、トゥバン、マドゥラ。どこも海バティックの宝庫でした。
海バティックはおおらかさも伴います。手描きのものはもちろん型押しのものでも。細かいことにはあまり拘泥しない、多少の汚れはつくもんだ、どんどん進めていくぞ、という力強さを感じます。描かれる文様は海の中のものが多いです。魚やタコや貝、そして海藻……。とにかく自由です。
ジャワ島でもジョグジャカルタやソロといった中部の産地はかつて王都であったせいか、整然とした、かっちりとした、間違いのない、バティックが多いので、その違いがまたバティックの面白さだと思います。
1色ずつ、そこが残るように蝋を置き、染め、洗い、蝋抜き。また次の色が残るように蝋置き、染め、洗い、蝋抜き。という工程を経て作られるのがバティックです。この布も4色なので4回工程を繰り返しています。
すこし蝋が残るバティックでしたので、私も2度蝋抜き(熱湯でゆでてから冷水に取って蝋を凝固させる)をしました。それでも少し全体的に名残がある状態です。これが本物のバティックの常態と言えばそうだと思います。そしてそれこそが、バティックの涼しさにつながっている、という論文も読んだことがあります。
着用に支障はなく、唯一ご注意いただきたいのがアイロンです。洗濯後はアイロンをかけたくなるかもしれません。その際には当て布をおすすめします。クッキングペーパーでも代用できます。アイロンの滑りが悪くなる可能性があるからです。この点だけよろしくお願いします。熱湯で茹でない限り、蝋が洗濯の際に溶け出すことはありません♪
着丈 90cm
ウエスト最大で115
アジア全体に言えることですが、コロナ前と比べると物価は2倍、3倍、こういった布のような工芸品については青天井の値上がりをしています。既に仕事としては見合わない状況になってしまいましたので、私もこれでバティック仕入れは最後にするつもりです。
最後の一点一点を少しずつ作っていこうと思っています。
※実店舗・オリジナルサイト、またほかのクラフトマーケットでも同じものを販売しています。このため売り切れの表示が間に合わないことがございますので、ご了承ください。
※ご注文の前に、素材、サイズ、色など、十分にご確認ください
※糸の紡ぎから縫製まで、すべてが農家の軒先等の家内工房での手作業です。このため、マスプロによる工場生産品ほどの完成度を認められない場合もあるかと思います。この点、ご理解ください
※特に手織り布の場合、織り傷、織りムラが生じていることがあります。無視できないものについては避けておりますが、歪み等避けきれないものもありますので、生地の特性としてご承知おきください
※染料の匂い等もある場合があります
※撮影場所や明るさ等、できるだけ実物に近い色を出せるよう努力しておりますが、お客さまのモニターに再現される色と実物とに誤差が生じる場合があります。ご了承ください
※色、素材、その他気になる点がありましたら事前にお問い合わせください
※ 最初は色落ちする可能性がありますので、別洗いで様子を見てください