しっかり手織り木綿のすとんとスカート

説明

中国の手織り布「土布」で、シンプルなスカートを作りました。
元々の生地の幅一杯のスカートです。ウエストゴムのギャザースカート。
あまりにもシンプルすぎるかな？　と思い、同じ土布の別柄でポケットを２つ付けました。
かっちりと織られた木綿で、透けません。デニムにも近いようなかっちり度です。

土布はかつて中国のどの地方でも農閑期の女性たちによって織られていた布です。多くが木綿で、家族の日常着、働き着として服に仕立てられました。繊細さよりも丈夫さを求め、太めの糸を強くたたき込んで織るため厚手で丈夫な布ができます。日本の着物にも木綿のものが多くありましたが、それらよりもずっと厚手です。
文革期とその後の経済発展で土布を織る人は殆どいなくなり、この生地も古いものです。上海の骨とう品店を回って探しました。

紺色の地に銀色（灰色）や茶色のストライプが入っています。何となくですが、この銀糸の感じが、少なくとも文革前ではないような……。もう少し後の時代のものかと思います。
たいして変哲もなくひたすら無骨な土布のよさを知っていただけたらと、集めた反から少しずつ作品を作っています。
最後の写真は2019年に上海郊外で探した今も土布を織る人です。

土布を探した上海の旅の様子がご覧になれます。よろしかったら。

2019上海江南の旅・２

着丈　68cm
ウエスト最大　110cm

※実店舗、またほかのクラフトマーケットでも同じものを販売しています。このため売り切れの表示が間に合わないことがございますので、ご了承ください。

※ご注文の前に、素材、サイズ、色など、十分にご確認ください
※糸の紡ぎから縫製まで、すべてが農家の軒先等の家内工房での手作業です。このため、マスプロによる工場生産品ほどの完成度を認められない場合もあるかと思います。この点、ご理解ください
※特に手織り布の場合、織り傷、織りムラが生じていることがあります。無視できないものについては避けておりますが、歪み等避けきれないものもありますので、生地の特性としてご承知おきください
※染料の匂い等もある場合があります
※撮影場所や明るさ等、できるだけ実物に近い色を出せるよう努力しておりますが、お客さまのモニターに再現される色と実物とに誤差が生じる場合があります。ご了承ください
※色、素材、その他気になる点がありましたら事前にお問い合わせください
※ 最初は色落ちする可能性がありますので、別洗いで様子を見てください